シビックe:HEVと最後まで迷って、テスラを選んだ理由──決め手は「匂い」だった

Model 3を注文するまで、対抗馬は最後までホンダ シビックe:HEVでした。

先に言っておくと、シビックe:HEVは本当に良い車です。ハイブリッドとしての完成度、走りの評判、そして乗り出し518.8万円(付属品込みの実見積もり)と、テスラより137万円も現実的な価格。家計オタクとしては「こっちのほうが堅実」という声が頭の中でずっと鳴っていました。

数字ではほぼ互角だった

我が家の比較はいつも通りExcelから始まりました。

  • 乗り出し価格:シビック518.8万円 vs Model 3 655.6万円で、テスラが136.8万円高い。ただし補助金197万円(CEV127万+東京都ZEV約70万)を引くとテスラは実質458.6万円──逆転して60万円安くなる
  • 燃料費:我が家は自宅充電なし。スーパーチャージャー単価だとガソリン車との燃料費差はほぼ消える。ハイブリッドの低燃費相手ならなおさら
  • 税金・整備:EVが有利。保険:テスラが不利

つまり数字は「僅差でどちらも成立する」。決定打がないまま、試乗に行きました。

試乗で分かった「別の乗り物」感

テスラの試乗で衝撃だったのは、加速よりも静粛性と画面の先進感でした。

エンジン音がない世界は、想像していたより静かというレベルではなく「音の種類が違う」感覚です。そして運転席に座ると、物理ボタンの代わりに巨大なスクリーンとソフトウェア。車というよりガジェットに近い。この時点で私の中の天秤はかなり傾きました。

最後の決め手は、匂いだった

それでも「堅実なのはシビック」という声は消えませんでした。消したのは、理屈ではなく匂いです。

テスラを体験したあとにガソリン車と接すると、給油の匂い、エンジンの匂いが、急に「前の時代のもの」に感じられたのです。今まで何とも思っていなかったのに、一度気になり始めたらもう戻れませんでした。これから8年乗る車で、給油のたびにあの匂いを嗅ぐのか──そう考えたとき、答えは出ていました。

家計オタクを名乗っておいて、最後の決め手が「匂い」。でも大きな買い物ほど、数字で絞り込んだ最後の一押しは感覚だったりします。数字で土俵に乗せて、感覚で決める。順番さえ間違えなければ、それでいいと思っています。

妻への説明は、数字に戻る

ちなみに妻への説明は感覚ではなく数字でやりました。90歳までのライフプラン表に「Model 3購入後」のシナリオを入れて、老後まで含めて成立することを見せる。補助金と維持費の試算も添えて、最終的には納得の上での注文です。

この「数字で合意する」プロセスは、維持費の記事と購入記録シリーズにすべて公開しています。


シビックe:HEVを選んでいても、きっと満足していたと思います。それくらい良い車でした。ただ、匂いに気づいてしまった以上、我が家の答えはテスラでした。納車は9月11日。その後の「答え合わせ」も、このブログで正直に書いていきます。

この記事を書いた人

ジャンヌ

20代後半・共働き会社員

2026年9月、自宅に充電設備のないままテスラ Model 3(白)を迎え、スーパーチャージャーだけで乗っています。